ユーザーによる不正行為として最近多いのが「クレジットカード現金化」です。

カードユーザーによるクレジットカード不正行為

クレジットカードに関する不正行為には、カードのユーザー本人が起こす問題もあります。
多くの場合、違法性もはっきりしないグレーゾーンにあり、ユーザー自身にも罪悪感が乏しいことから頻繁に発生するようになっています。
最近では、クレジットカード利用における問題行為として、行政や業界団体が規制を厳しくする方向に舵が切られました。
今回は、ユーザーによるクレジットカードの不正行為について、その手口とそれによる影響や問題点についてご紹介いたします。

 

クレジットカードの名義貸し

白い封筒から出ている札束

「クレジットカードの名義貸し」とは、クレジットカードを代理で作ってくれたら何万円の報酬を支払うとして申し込みを募り、申し込んだ人の名義でクレジットカードを作らせる行為です。
そして、そのカードを解約せずに利用枠をすべて使い尽くし、その支払いを申込者に行わせる犯罪行為を「名義貸し詐欺」と言います。

 

この詐欺は、まだまだ社会経験の乏しい若者をターゲットとしており、若者の側ではアルバイト感覚でこの詐欺行為に応じてしまうケースが多いそうです。

 

これと似た手口として、クレジットカードではなく消費者金融の口座開設のために名義貸しをしてもらうケースも頻発しています。
この詐欺行為が悪質なのは、被害者が自分の債務を弁済するために詐欺をする側の仲間となって、自分の知り合いや友人に名義貸しをそそのかすことがあり、負の連鎖が続いてしまうことにもあるのです。

 

クレジットカードの現金化

クレジットカードとお札

ユーザーによるクレジットカードの不正行為として、最近頻発しているのが「クレジットカードの現金化」です。
クレジットカードの現金化には、次の二通りの方法があります。

 

①買取型
②キャッシュバック型

 

「買取型」とは、古物営業の許可を取った業者(古物商)が、カードユーザーにクレジットカードのショッピング枠を使って商品を購入させた後、その購入代金より低い金額でそれを買い取ることで、カードユーザーに現金を支払う行為です。

 

一方の「キャッシュバック型」とは、カードユーザーにキャッシュバック特典付きの商品を購入してもらい、購入代金の何割かをキャッシュバックする仕組みになっています。

 

クレジットカード現金化については、現時点で違法ではなく、限りなく黒に近いグレーな行為と言われていますが、クレジットカード会社の規約に反する行為なので、不正な行為ではあります。

 

また最近では、100円ショップで扱うような安い商品を、実際の仕入れ価格の何百倍または何千倍もの価格で購入させ、その数割をキャッシュバックするという取引を行っていた業者が、出資法に違反するとして摘発されました。
これを期に業界団体が規制の強化に動いており、今後はさらなる取り締まりがなされていくと思われる問題行為になっています。

 

ご紹介したとおり、クレジットカードの名義貸しは明らかな詐欺行為ですし、クレジットカードの現金化についても法律違反となる行為も発生しており、今後は規制が強化されていくと思われます。
いずれにせよ、このような不正行為を当座しのぎの金策などと簡単に考えてはいけません。

 

参考記事:クレジット現金化の問題点と今後の見直し

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